Na2って何ですか?
塩化第一白金酸
ナトリウムのことです。プラチナプリンターの世界だけでの呼び方で、主に感光液に使用される塩化第一白金酸
カリウムと紛らわしいのでナトリウムの部分をピックアップしてNa2と呼んでいます。
Bostick&SullivanのRichard Sullivan氏が増コントラスト剤として有効であることを発見し、2000年のAPISで発表しています。その後プラチナプリントのマスターとして有名な写真家の
Dick Arentz氏が何種類かの希釈率にしたものを使い分けることで微妙なコントラストのコントロールを可能にする使い方を2003年のAPISで発表し、自身の
ウェブサイトに掲載しています。
Na2を使うことで従来の塩素酸カリウムを使った方法で問題だったざらつきや、感度の低下といった問題が解決されます。また特性も若干変わり、肩部と足部が短くなり現代的な調子再現になるようです。これを好しとするかどうかは好みの問題もあります。
プラチナに大しては効果がなく、プラチナパラジウムであればパラジウムの割合を多くするか、パラジウムだけにしたほうが良いらしいです。
ざらついた感じになってしまいます
ざらつきの原因は色々あるようですが、シュウ酸第二鉄 #2の量が多いとざらついた感じになりやすいです。できるだけ#2を使わないですむようなネガを作ってください。ただし1適程度は入れた方がカブリが出にくくなります。支持体の紙が原因のこともあります。
感光液はどれぐらい保ちますか?
シュウ酸第二鉄はだいたい半年程度は使えるようです。ただし保存状態によっては3ヶ月程度でカブリが出てくるかもしれません。冷暗所で保存すれは一年ぐらい使えることもあります。溶解していない粉末の状態であれば数年保つはずです。
プラチナやパラジウムは幸いなことに寿命がありませんが、他の薬と混ざらないように注意してください。